社長ブログ

セカンドオピニオン大歓迎。

2017.2.6

既存のお客様から所有されている賃貸マンションの大規模修繕工事についてご相談を頂きました。
賃貸マンションにしてはわりと大きめの建物です。
ご相談の経緯としては、建てたゼネコンから『築20年になるのでそろそろ大規模修繕工事が必要です』という提案があり、大規模修繕工事を検討しているが、セカンドオピニオンとして意見が欲しいとのこと。

最近、この手のセカンドオピニオン的な相談が増えています。
嬉しい限りというか、望むところというか、業界的には良い傾向だと思います。

セカンドオピニオンという言葉は主に医療の現場で使われています。
というか、医療用語の一つになっています。
一般的には【セカンドオピニオン=主治医以外のお医者さんに意見を求める行為】という認識でしょう。

しかし、セカンドオピニオンを直訳すれば【第二の意見】であり、ウィキペディアによると、『よりよい決断をするために、当事者以外の専門的な知識を持った第三者に求める「意見」、または「意見を求める行為」のこと』とあります。
つまり、医療に限らず、当事者以外の専門家に意見を求める行為を【セカンドオピニオン】と言っても良いのではないかと考えています。

そして、個人的には、医療の現場以上に、我々の建設・リフォーム業界にこそ【セカンドオピニオン】が重要だと考えています。
なぜなら、建設・リフォーム業界は、まさに玉石混交であり、混沌としたカオスな業界だからです。

確かにお医者さんにも良い医者とヤブ医者がいます。
真面目で素晴らしいお医者さんもいれば、金儲けにしか興味のない医者もいるでしょう。
しかし、どの医者も間違いなく医師免許を持っていますし、ある程度の基準に則った医療を提供しています。

ところが建設業界では、誰でも工事を請負うことができます。
厳密に言えば、500万円以上の工事は建設業の許可がないと請けられないのですが、実際には許可がない業者も沢山いるのが実態です。
また、良い業者と悪い業者の差は天と地ほどの差があります。
真面目な業者が建物を改善・改良するのに対して、悪質・悪徳業者は建物にダメージを与えてしまうことも日常茶飯事です。

にもかかわらず、病気の時にはセカンドオピニオンを求める人が、いざ建物のことになると建てた工務店やゼネコン、あるいは旧知の建築士の言葉を何の疑いもなく鵜呑みにして、その言いなりに工事をするケースが圧倒的に多いのです。
このことに以前から危機感を募らせていました。

工事をやる前に相談してくれれば・・・・・・・・
発注する前に声をかけてくれれば・・・・・・・・
ウチで見積だけでもとってくれていれば・・・・・・・・
せめて足場を解体する前に相談してくれていれば・・・・・・・・

そんな風に残念な思いをしたことは数え切れないほどです。
というか、しょっちゅうそんなことがある。
そんなことだらけです。

なので、当社に工事を発注するかどうかは別にして、まずは【セカンドオピニオン】として活用して欲しいという思いが強いのです。
もちろん当社で工事をやらせて頂ければ最高です。
ウチも商売でやっていますので。
お仕事を頂きたいのはヤマヤマです。
わざわざ言うまでもありません。

ですが、あまりにも残念な工事が多すぎるので、まずはセカンドオピニオンとして活用してくれればそれでも構わないと考えています。
その結果、他社様で工事をすることになっても、それはそれで構わないと。
なぜなら、ウチにセカンドオピニオンを求めてくださることで、少なくとも悪質・悪徳業者に騙される可能性は大幅に減るからです。

そうすれば、仮に当社の仕事にならなくても、他のマトモな業者に発注がいくでしょう。
多少なりとも悪質・悪徳業者がはびこるよりはマシです。
この【セカンドオピニオン】の活動を地道に続けていけば、悪質・悪徳業者も減っていくはずです。
淘汰までは無理かもしれませんが、減ってはいくでしょう。
それは業界の健全な発展につながりますし、まわりまわって当社にとっても良いことだと考えています。

もちろん、できたら当社に発注して頂きたいのが本音です。(笑)
まずはセカンドオピニオンとして、その次には建物のアドバイザーとして、で、もしよろしかったら末永いパートナーとして、ぜひ私ども日本外装をご活用頂ければ幸いです。
なんか最後は選挙演説みたいになりましたが、(笑) どうぞご遠慮無くご相談ご活用ください。

ではでは。

僕の著書です→『自分を磨く「嫌われ仕事」の法則/経済界

音声でもお聴きいただけます。→オーディオブック版はコチラ

興味がある方は是非読んで(聴いて)みてください。
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