社長ブログ

こだわりの両立

2017.1.23

地元宮前区で雨漏り物件の現調(現場調査)に行ってきました。
会社から車でわずか5分の場所です。
近くて助かります。(笑)

築20年ちょっとのRC造なんですが最上階の天井から雨漏りしている物件です。
雨漏りの雨水浸出位置と漏水の状況から考えるに、屋上防水に何らかの問題があるのは間違いないところです。
そんなワケで、屋上を点検させて頂きました。

う~ん、なかなか難しい現場です。
屋上はアスファルト防水の上に押さえコンクリート(保護層)仕上げです。
言うまでもありませんが、パッと見ただけで雨水侵入位置が特定できるほど甘くはありません。
可能性としては、ドレンまわりか、腰壁の水切りアゴあたりに何らかの不具合がありそうですが、防水層(アスファルト)そのものの問題も捨てきれません。
加えて、保護層である押さえコンクリートが暴れて、ぐっとせり上がって浮いてるいる状態です。

全体的に点検させて頂いたうえで、今回は屋上防水の改修工事をご提案させて頂くことにしました。
雨漏り調査をせずに工事というパターンです。
というのも、仮に雨漏り調査を実施したとしても、対策として屋上防水改修工事をすることになるのは確実だからです。

雨漏り調査をすることで原因は絞り込むことはできますが、雨漏りの原因を絞り込んだとしても、対策工事として屋上防水改修工事をすることに変わりがないからです。
となれば、雨漏り調査の費用が無断になってしまいます。
もちろんお客様が、それでも調査をして雨漏りの原因を明確にしておきたい、とご希望されるのであれば、喜んで調査をさせて頂きますが、お客様のご希望は【雨漏りを確実に止める】ことと【少しでも費用を安く抑えたい】ということです。
そんなお客様のご要望に対する最善の策として、今回は調査無しでの屋上防水改修工事をご提案することにしました。

もちろん伝説の雨漏りハンターとしては雨水侵入位置を明らかにしたいというプロとしての探究心はあります。
でも、プロとして最も大切にしているのが『お客様にとってのベスト』です。
自分自身の雨漏りへの探究心をグッとこらえて、雨漏り調査無しのご提案をさせて頂くことにします。
と言いつつ、いつも防水工事をやりながら最終的には原因を突き止めるんですけどね。(笑)
やっぱりそこはプロなので。

そんな感じで、プロとして、自分自身のこだわりの部分と、お客様のご要望に応える部分を両立させるべく日々頑張っております。

ではでは。

僕の著書です→『自分を磨く「嫌われ仕事」の法則/経済界

音声でもお聴きいただけます。→オーディオブック版はコチラ

興味がある方は是非読んで(聴いて)みてください。
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