日本外装の現場レポート

錆転換

施工箇所の確認

施工箇所の確認

錆の進行状況を確認します。この建物もかなり錆が進行していました。鉄錆のほとんどは赤錆と呼ばれるもので、この赤錆は放置すればするほど錆自身が新たに錆びるために必要な水分・分子を貯えたり、凹凸ができることにより錆びる面積が増大され進行速度が加速していきます。この鉄部も部分的に錆で鉄の厚みが薄くなっていたので放置していれば、いずれ穴が開いてしまったでしょう。

ケレン(ケレン棒等)

ケレン(ケレン棒等)

ケレンとは、いわゆる錆落としのことで電動工具で行うケレンと手作業で行うケレンがあります。今回は手ケレンの仕様だったのでまずケレン棒等(先端に焼入れされた金属が付いた工具)で周囲の塗膜・錆片をガリガリ落としていきます。ここで気を付けたいのは必ず錆周囲の塗膜は錆びていない部分まで剥がす事。隠れている錆の見落としやケレン不足を起こしやすく錆の再発を促進させてしまいます。塗装後しばらくして錆びていた場所の周辺が膨れてくるのは、この一手間を加えなかったことが原因の可能性が高いです。

ケレン(サンドペーパー等)

ケレン(サンドペーパー等)

ケレン棒等で粗取りした後、数種類のサンドペーパー等でしっかり落としていきます。電動工具のディスクグラインダー等を使い錆を根こそぎ取り除きたかったのですが、錆の進行が進んでいた為、電動工具で削り取ると鉄部がかなり薄くなってしまいそうだったので手間は掛かりますが手作業を選択しています。

ケレン(ワイヤーブラシ等)

ケレン(ワイヤーブラシ等)

この工程は手ケレンのサンドペーパー等で落としきれない凹部等に必要になってくる工程で、とても落ちづらい部分なので念入りに除去します。このように一度錆が進行してしまうとケレンだけでも工程が多くなってしまう為、工期及びコストが増えてしまう恐れが出てきます。そうならない為にも錆が発生した場合は早めの塗り替えまたは部分的なメンテナンスをお勧めします。

錆転換

錆転換

ここまで錆びていると凹部のケレンは充分なのか心配になります。更には凹部の周囲にとても小さな角ができ、角には塗膜が付きづらく他の部分より塗膜が薄くなったり、凹部に水が貯まったりと不安な要素だらけなので錆転換剤を塗り黒錆を作ります。

錆は鉄が酸化還元反応という化学反応をして安定した酸化物皮膜を作ろうとしている為に起こります。赤錆は酸化物皮膜が不十分で何度も失敗して錆が増え続けている状態で、黒錆はしっかりとした皮膜を作り安定した状態になり、さらにその皮膜によって内部を保護することができるので、その皮膜を転換剤で強制的に作らせます。

錆転換剤反応後

錆転換剤反応後

反応が終わると露出している鉄部は全て黒くなります。

エポキシ樹脂錆止め

エポキシ樹脂錆止め

全体的にエポキシ系錆止めを行い、その後は通常の塗装工程になります。

仕上りの確認

仕上りの確認

仕上りの状態を確認し終了です。少し凹部が目立ちますが品質には問題ありません。凹部をパテで補修し完全に消し去る工程を追加できるので、気になる方はご相談下さい。

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