社長ブログ

塩化ビニル樹脂系シートの劣化が残念だった件。

2017.2.9

会社の近くのマンションの建物診断(劣化調査)をしてきました。
築20年ほど経っていて全体的に劣化が進行しています。
外壁の劣化具合は経年相当という感じで、まあ傷んでいると言えば傷んでいますが、早急に大規模修繕工事をやらなきゃならないというような切迫した状況ではありません。
しばらく様子をみましょう、という感じです。

が、屋上の防水がちょっと心配な状態です。
既存は塩ビ(塩化ビニル樹脂)シート防水の断熱接着工法なんですが、思ったよりも塩ビが劣化していました。
エントランス屋根の同じ塩ビシートが結構しっかりしていたので、屋上もまだ大丈夫かな、と思っていたんですが、北面で陽の当たらないエントランス屋根とは環境の厳しさが比べ物にならなかったようです。
まあ、直射日光に365日年中無休で照らされ続けてますからね。

塩ビシートそのものがかなり劣化していて、ところどころ破断して水がまわっている場所も散見しました。
外壁の改修工事はもう少し先でも良いと思いますが、屋上防水だけは早めに改修工事をやったほうが良さそうです。
構造的に雨漏りのリスクもありますので。
とは言え、現段階では全体的な大規模修繕工事までは必要ないでしょう。

お客様に提出する建物診断報告書のレポートの中でも、その方向でアドバイスをしようと思います。
築10年めぐらいの時に屋上防水工事のトップコートだけでもやっておけばもう少し長持ちしたかもしれません。
少しもったいなかったかな~と残念に感じさせられた物件でした。

ではでは。

僕の著書です→『自分を磨く「嫌われ仕事」の法則/経済界

音声でもお聴きいただけます。→オーディオブック版はコチラ

興味がある方は是非読んで(聴いて)みてください。
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